ブログ12日目:アクセスが増えたらやるべき次のステップ
ブログを続けていると、ある時から少しずつアクセスが増え始めることがあります。
最初はほとんど読まれなかった記事が検索結果に表示されるようになり、Search Consoleの表示回数やクリック数にも動きが出てくる。
ここまで来ると、ブログ運営が少し面白くなってきます。
ただ、アクセスが増え始めたところで「よかった」で終わってしまうのは、かなりもったいないです。
アクセスが出始めた記事は、「このテーマには需要がある」と読者から教えてもらえた記事でもあります。
そこから何をするかによって、1記事だけ伸びて終わるのか、関連記事まで読まれるブログに育っていくのかが変わります。
この記事は、もともと「ブログ12日目」の記録として書いたものです。
当時は「収益化を本格化する」「リピーターを増やす」「ブランド力を高める」といった大きな話を中心に考えていました。
もちろん、それらもいずれ必要になります。
しかし今振り返ると、アクセスが出始めたばかりのブログで先にやるべきなのは、もっと地道で具体的な作業でした。
伸びている記事を見つけ、その記事を起点にブログ全体を少しずつ強くする。
この記事では、そのためにやることを7つのステップに整理します。
先に結論|アクセスが増えたらやることはこの7つ
- どの記事が伸びているか確認する
- 表示されているのにクリックされない記事を改善する
- 読まれている記事に内部リンクを追加する
- 伸びているテーマの関連記事を増やす
- 自然な収益導線を整える
- 優先順位を決めてリライトする
- SNSでは記事の一部を切り出して発信する
全部を一度にやる必要はありません。
まずはSearch Consoleを見て、「今すでに少し反応が出ている記事はどれか」を確認するところから始めます。
ステップ1|まず「どの記事が伸びているか」を確認する
アクセスが増えたとき、最初に見るべきなのはブログ全体のPV数だけではありません。
大事なのは、どの記事が、どんな検索語句で、どれくらい表示され、どれくらいクリックされているかです。
ブログ全体だけを見ていると、
「今日は増えた」
「今週は減った」
という感想だけで終わってしまいます。
一方、記事単位で見ると、次に何をすべきかが見えてきます。
| 状態 | 次に考えること |
|---|---|
| 表示回数が増えている | 検索需要がありそう。さらに育てる候補 |
| 表示は多いがクリックが少ない | タイトルや検索意図を確認 |
| クリックが増えている | 内部リンク・関連記事を追加 |
| 読まれているが収益につながらない | 自然な収益導線があるか確認 |
| 情報が古い | 優先的にリライト |
Search Consoleでは、主に次の数字を確認できます。
- 表示回数:検索結果に表示された回数
- クリック数:検索結果から記事がクリックされた回数
- クリック率(CTR):表示されたうちクリックされた割合
- 平均掲載順位:検索結果上のおおよその掲載位置
- 検索語句:どんな言葉で記事が表示・クリックされているか
最初にすべての数字を分析する必要はありません。
「どの記事に反応が出ているか」を見つけるだけでも十分です。
ステップ2|表示されているのにクリックされない記事はタイトルを見直す
Search Consoleで表示回数が増えているのに、クリックがほとんど増えていない記事があれば、タイトルを確認します。
検索結果に表示されているということは、その検索語句と記事には一定の関連性があると判断されている可能性があります。
それでもクリックされないなら、読者から見たときに、
- 自分の悩みに答えてくれそうか分からない
- 他の記事との違いが分からない
- 読むメリットが伝わらない
- タイトルと検索語句が微妙にズレている
といった状態になっているかもしれません。
このブログでも、以前は「ブログ○日目」というシリーズ感をタイトルの前面に出していました。
記録としては分かりやすい一方、検索から初めて来る人には、その記事が自分の悩みに答えてくれるのか分かりにくくなります。
そのため現在は、シリーズ感を残しつつも、読者が検索しそうな悩みや記事の答えをタイトルの前に出すようにしています。
見直すときは、次の5点を確認します。
- 実際の検索語句とタイトルが合っているか
- 読者の悩みがタイトルから分かるか
- 何が分かる記事なのか伝わるか
- 本文にないことを煽っていないか
- 他の記事より読む理由があるか
タイトルを変えれば必ずアクセスが伸びるわけではありません。
それでも、すでに表示されている記事は改善効果を確認しやすい候補です。
ステップ3|読まれている記事を「入口」にして内部リンクを整える
アクセスが増え始めた記事は、そのブログへの入口になります。
そこで次に考えたいのが、
「この記事を読み終えた人は、次に何を知りたいだろう?」
ということです。
たとえばブログアクセスの記事なら、次に気になるのはタイトル改善、内部リンク、収益化、リライトなどかもしれません。
AIサービスの記事なら、無料版と有料版の違いや、実際に課金したレビューへ進みたい人もいるでしょう。
旅行記事なら、宿泊レビューから食事、費用、混雑、子連れ情報などへ自然につなげられます。
内部リンクは、ページビューを無理に増やすためのものではありません。
読者が次に必要とする情報を、探し直さなくても読めるようにする案内です。
- この記事の次に知りたくなることは何か
- より詳しい比較記事はあるか
- 実体験や失敗談の記事はあるか
- 購入・申込み前の判断材料になる記事はあるか
- 古い記事と新しい記事を相互につなげられるか
1記事だけを伸ばすのではなく、伸びた記事から関連テーマ全体へ読者が進める状態を作ることが大切です。
ステップ4|伸びているテーマの関連記事を増やす
アクセスが出ている記事は、そのテーマに読者の需要がある一つのサインです。
そこで、伸びた記事の周辺にある疑問を調べ、必要な関連記事を追加します。
たとえば「ブログのアクセスが増えない原因」という記事が読まれているなら、
- クリックされるブログタイトルの考え方
- 初心者がSearch Consoleで見る数字
- 内部リンクの貼り方
- ブログ収益化で失敗しやすいポイント
- 初収益が出た後にやること
などへ展開できます。
ただし、似た記事を増やせばいいわけではありません。
記事ごとに役割を分けた方が、ブログ全体の構造が分かりやすくなります。
| 記事の役割 | 役目 |
|---|---|
| 集客記事 | 検索などから新しい読者を呼ぶ |
| 信頼記事 | 実体験・失敗談・検証で信頼を作る |
| 収益記事 | 商品やサービスを選ぶ判断材料を出す |
| 回遊記事 | 複数の記事を比較・整理して案内する |
1つの検索語句に似た記事を何本も作るのではなく、読者の疑問が深くなる順番で記事を増やすイメージです。
ステップ5|アクセスがある記事から収益記事への導線を整える
アクセスが増えると、広告やアフィリエイトを増やしたくなるかもしれません。
ただし、最初に考えたいのは広告の数ではありません。
読者が納得して商品やサービスを選べる流れになっているか。
こちらの方が重要です。
たとえばAIサービスなら、いきなり有料版の申込みへ誘導するより、
- 無料版と有料版の違い
- 実際に課金して分かったこと
- メリットとデメリット
- 向いている人・向いていない人
を整理した記事を挟んだ方が、読者は判断しやすくなります。
旅行記事でも、ホテル予約リンクだけを貼るより、部屋・食事・立地・費用・子連れでの使いやすさなど、実際の判断材料がある方が自然です。
収益導線を確認するときは、次を見ます。
- 読者の悩みと紹介商品が自然につながっているか
- 申し込む前に気になることへ答えているか
- メリットだけでなくデメリットも書いているか
- 向いていない人まで説明しているか
- 広告・アフィリエイトであることが分かるか
アクセスを無理に換金するのではなく、読者の判断を助けた結果として収益につながる。
このくらいの距離感で考えています。
ステップ6|全部直さず、伸びる可能性がある記事からリライトする
記事が増えてくると、「昔の記事を全部直したい」と思うことがあります。
ただ、すべてを一斉にリライトするのは現実的ではありません。
まず見るのは、すでに何らかの反応が出ている記事です。
- 表示回数は多いのにクリック率が低い
- クリックされているのに内部リンクが弱い
- 検索語句と本文が少しズレている
- 情報が古くなっている
- 関連記事の入口として使えそう
こうした記事から順番に見直します。
リライトというと文章表現を整える作業に見えますが、それだけではありません。
むしろ、
- この記事の役割は何か
- どんな検索意図に答えるのか
- 足りない情報は何か
- 削ってよい情報は何か
- 次にどの記事へ案内するか
まで見直す方が重要です。
過去記事でも、役割を整理して作り直すと、新しい記事群の中で再び使えるようになります。
ステップ7|SNSでは「ブログ更新しました」だけで終わらせない
検索流入が増え始めたら、SNSでの見せ方も少しずつ考えます。
ただ、記事URLと一緒に「ブログ更新しました」と投稿するだけでは、投稿そのものにはあまり情報がありません。
SNSでは、記事の中から投稿単体でも役に立つ部分を切り出します。
- 記事の結論
- 自分の失敗談
- 比較して分かった違い
- 意外だった数字や結果
- チェックリストの一部
- 読者が勘違いしやすいポイント
投稿を読んだだけでも一つ分かることがあり、さらに詳しく知りたい人が記事を読む。
そのくらいの設計の方が自然です。
検索だけに入口を依存せず、SNS、内部リンク、関連記事、指名検索など、少しずつ入口を増やしていくこともブログを安定させる一つの方法です。
逆に、アクセスが増え始めた段階で急がなくていいこと
アクセスが増えると、「今のうちにいろいろ始めた方がいいのでは」と思いがちです。
ただ、ブログがまだ小さい段階で仕組みを増やしすぎると、肝心の記事を書く時間が減ってしまいます。
個人的には、少しアクセスが増えた程度なら、次のことを急ぐ必要はないと思っています。
- メルマガやLINE公式アカウントを慌てて始める
- 有料教材や講座を作る
- 独自サービスを無理に販売する
- 全記事を一斉にリライトする
- 複数のSNSを同時に本格運用する
もちろん、すでに商品やサービスがあり、明確な目的がある場合は別です。
ただ、多くの初心者ブログでは、先に整えたいのは、
- 検索意図
- 記事タイトル
- 内部リンク
- 関連記事
- 収益記事までの流れ
です。
アクセスが増えたからといって、ブログを急に大きくする必要はありません。
まとめ|アクセスが増えたら「伸びた記事」を起点にする
ブログのアクセスが増え始めたら、まず見るべきなのはPVの総数ではありません。
どの記事に、どんな反応が出始めているか。
そこを確認します。
- 伸びている記事を見つける
- タイトルを改善する
- 内部リンクを整える
- 関連記事を増やす
- 自然な収益導線を作る
- 優先順位を付けてリライトする
- SNSでは記事内容の一部を発信する
アクセスがある記事は、ブログの入口です。
その入口から、次に知りたい記事、実体験の記事、比較記事、商品を選ぶための記事へ自然につなげられるようになると、1記事のアクセスがブログ全体へ広がっていきます。
ブログを始めたばかりの頃は、新しい記事を書くことばかり考えていました。
でもアクセスが出始めたら、「新しく作る」だけでなく、「すでに反応があるものを育てる」という考え方も大切になってきます。
まずはSearch Consoleを開いて、今のブログで一番表示されている記事を1本確認してみてください。
そこに、次にやるべきことのヒントがあるかもしれません。
アクセスが増えた後は、「一度来た読者に、また読みたいと思ってもらうにはどうするか」も考えたいところです。
次の記事では、ブログ13日目として読者がファンになるブログ運営について整理しています。

