109シネマズプレミアム新宿 「109シネマズプレミアム新宿|CLASS A・Sの違いとラウンジ徹底解説」
体験レビュー

109シネマズプレミアム新宿|実体験レビューと戦略分析

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「109シネマズプレミアム新宿」は、通常の映画館とは一線を画すラグジュアリー体験ができる特別なシネマです。
本記事では、実際に訪れた体験をレビューしつつ、なぜ高価格帯でも支持されるのかを戦略面からも解説します。

訪問のきっかけ:鬼滅の刃を観に

今回は人気作品『鬼滅の刃』を観るために訪問しました。久々の映画ということもあり、正直「長時間スマホを触れないのが不安」「隣が近いとストレスにならないか」といった躊躇もありました。
しかし、プレミアムシアターならではのゆったりした空間設計に助けられ、そうした不安は杞憂に終わりました。

アクセスと館内の様子

  • JR新宿駅東改札の表示
  • 最寄り出口の階段
  • 建物1階ではステージイベントが開催されており、演奏や歌が披露されていました
  • エスカレーターを上がり、9階のエントランスへ
  • 館内にはお土産ショップもあり、上映作品グッズが充実
  • 男子トイレも清潔で広々とした造り

上映前の時間つぶし

入場可能時間までは少し余裕があったため、2階のゲームセンターへ立ち寄りました。
壁に沿ったL字型ソファもあり、座って一息つけるスペースが用意されています。こうした「ちょっとした滞在体験」も、新宿ならではの魅力といえるでしょう。

ラウンジ体験

上映前には、専用ラウンジを利用できます。
特にプレミアムラウンジは上映前のみの利用で、アルコールを含むウェルカムドリンク「ウェルカムコンセッション」が提供される点が大きな特徴です。
通常ラウンジは上映後もソファで休憩できますが、ウェルカムコンセッションの利用は不可です。この点は事前に知っておくと安心です。

ラウンジ比較の詳細は以下の記事でまとめています。
👉 109シネマズプレミアム新宿のラウンジ比較レビュー

なぜ高価格帯映画館が成立するのか

通常の映画館料金が1,800円前後であるのに対し、109シネマズプレミアム新宿は約4倍近い価格帯です。
それでも集客ができている背景には、単なる映画鑑賞を超えた「ラグジュアリー体験の提供」があります。

戦略的な背景

  • 利益率の向上: 高価格でも利用者が一定数集まれば、原価率が低い映画館では利益率が大幅に上がる。
  • ブランド価値の向上: 「選ばれた人の体験」という特別感がリピーターを生む。
  • 市場での差別化: 格安競争に陥らず、高付加価値市場を開拓。
  • 新市場への進出: シネマ体験を「デート・接待・観光」の一部として取り込む。

体験価値にお金を払う顧客層

顧客は映画を観に行くのではなく、「特別な体験」にお金を払っています。
「普通の映画館は嫌だけど、特別な時間を過ごしたい」という需要に応えた結果、高価格でも受け入れられているのです。

コラム:もし他業界で「4倍戦略」を展開したら?

この戦略を他のサービスに応用した場合、以下のような形が考えられます。

  • カフェ: 1,000円ランチを4,000円に。完全予約制・専属スタッフ対応。
  • フィットネスジム: 月8,000円を3万円超に。会員制・スパ付き。
  • カラオケ: 1時間1,000円を4,000円に。高級ルーム+プロ機材。
  • コワーキング: 月2万円を10万円超に。秘書サービス+人脈形成。

共通するのは「モノやサービス」ではなく体験そのものを売る点です。
109シネマズプレミアム新宿はその先駆け的な存在であり、映画館業界における新たなビジネスモデルと言えるでしょう。

まとめ

109シネマズプレミアム新宿は、単なる映画館ではなく「体験型エンターテインメント施設」として位置づけられます。
映画を観るだけでなく、非日常のひとときを楽しみたい方には強くおすすめできる場所です。

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