子連れサンライズ瀬戸は大変?1歳・4歳連れ家族4人で乗って分かったこと

サンライズ瀬戸に子連れで乗る前、私自身も「実際に子連れで乗った人のブログや体験談を読みたい」と感じていました。
この記事では、1歳・4歳の子どもを連れて、実際にサンライズ瀬戸に乗った家族旅行ブログとして、良かった点だけでなく、大変だった点や注意点も含めてまとめています。
1歳・4歳の子連れ4人家族で、寝台特急サンライズ瀬戸に乗ってきました。
今回利用したのは、東京駅から岡山駅までのサンライズ瀬戸です。岡山でマリンライナーに乗り換え、高松へ向かう行程でした。
(本来は高松まで乗り通すこともできますが、今回はマリンライナーにも乗るため、あえて岡山で乗り換える行程にしています。)
メンバーは、私、妻、4歳の子ども、1歳の子どもの4人。部屋はシングル個室を2部屋取り、父+1歳、母+4歳に分かれて寝ました。
結論から言うと、子連れサンライズ瀬戸は「楽な移動」というより、「移動そのものを家族の思い出にする体験」でした。
子どもは大喜びでしたし、個室なので親としても安心感があります。一方で、荷物の管理、寝かしつけ、朝の支度、暗証番号ロックなど、実際に乗ってみないと分からない注意点もありました。
この記事では、1歳・4歳連れでサンライズ瀬戸に乗って感じたことを、子連れ目線で詳しくまとめます。
この記事ではサンライズ瀬戸の乗車レビューに絞って書いています。高松・高知を含めた旅行全体の流れは、以下の記事でまとめています。


結論:子連れサンライズ瀬戸は「楽」より「楽しい」が勝つ
まず結論です。
子連れでサンライズ瀬戸に乗る旅行は、親がぐっすり眠って楽に移動するためのもの、というより、移動そのものをイベントとして楽しむ旅行だと感じました。
もちろん、個室なので新幹線や普通の特急よりも周囲への気疲れは少ないです。子どもが多少動いたり、話したりしても、個室内であれば精神的な余裕があります。
一方で、子どもは出発直後から大興奮します。外を見たがりますし、部屋の電気のスイッチも触りたがります。寝かしつけも必要ですし、翌朝は荷物をまとめて下車準備もしなければなりません。
実際、我が家も「寝台列車だから楽に移動できた」というより、「大変な部分も含めて、かなり記憶に残る移動になった」という感覚でした。
そのため、子連れサンライズ瀬戸は、次のように考えるとよいと思います。
- 親が完全に休むための移動ではない
- 子どもにとっては最高に楽しいイベントになりやすい
- 個室なので、子連れでも精神的な安心感は大きい
- 荷物・寝かしつけ・朝の支度には工夫が必要
- 乗り物好きの子どもにはかなりおすすめできる
東京駅には出発30分前に到着。子連れなら少し余裕を見たい
我が家は、東京駅に出発の30分ほど前に到着しました。
30分前でも、駅弁を買ってホームへ向かい、サンライズ瀬戸の写真を撮るくらいの余裕はありました。
ただし、子どものおむつ替えを東京駅で済ませたい場合や、駅構内で迷う可能性がある場合は、もう少し早めに着いておいた方が安心です。
駅弁は東京駅構内で購入
大人の夕食は、東京駅構内の駅弁屋で購入しました。
子どもの夕食は、乗車前に自宅で済ませています。子どもを車内で食べさせると、食べこぼしや歯磨きの問題も出てくるので、我が家では先に食事を終わらせてから出発しました。
結果として、これはかなり正解だったと思います。
特に小さい子ども連れの場合、車内で夕食、歯磨き、着替えまで全部やろうとすると、かなり慌ただしくなります。サンライズ瀬戸に乗る前に、子どもの夕食・お風呂・歯磨きまで済ませておくと、車内では「寝るだけ」に近い状態にできます。
食事や飲み物は乗車前に用意しておく
サンライズ瀬戸には、車内販売や食堂車はありません。
飲料の自動販売機はありますが、子連れで車内を移動しながら買いに行くのは少し手間です。特に、乗車直後は子どもが興奮していますし、寝かしつけ前後は親もあまり自由に動けません。
そのため、お弁当、飲み物、子どものおやつは、乗車前に用意しておくのが安心です。
我が家は暖かいお茶を買いましたが、後から「冷たい炭酸飲料も買っておけばよかった」と思いました。
サンライズ瀬戸の個室で子どもが寝た後、少し落ち着いて過ごす時間があります。そういうときに、コーラや炭酸水、コーヒーのような気分転換になる飲み物があると、もう少し楽しめたと思います。
車内でゆっくり過ごしたいなら、飲み物は少し多めに買っておくのがおすすめです。
ベビーカーは畳み、下の子は抱っこ紐が早い
東京駅での子連れ移動は、基本的にベビーカーを折り畳み、上の子は歩き、下の子は抱っこ紐で移動しました。
我が家の場合は、これが一番確実で早かったです。
東京駅は広く、人も多いので、ベビーカーを広げたまま大きな荷物を持って移動するより、折り畳めるなら畳んでしまった方が動きやすいと感じました。
特にサンライズ瀬戸の車内は、通路も広くありません。小型の折り畳みベビーカーなら問題ありませんでしたが、大きめのベビーカーだと扱いにくい可能性があります。
今回利用したのはシングル個室2部屋
今回、我が家が利用したのは、シングル個室2部屋です。
2部屋とも同じシングルで、廊下を挟んで斜め向かいの位置でした。
家族4人でサンライズ瀬戸に乗る場合、部屋をどうするかはかなり重要です。子どもが小さい場合、親子で1部屋ずつに分かれる形が現実的だと思います。
この記事では実際に乗った感想を中心に書いていますが、サンライズツイン、シングル2部屋、シングルツイン、ノビノビ座席の違いや、幼児の添い寝・料金ルール、予約時の注意点は以下の記事で詳しくまとめています。

シングル2部屋を近くで取れたのはかなり助かった
今回、シングル2部屋を斜め向かいで取れたのは、かなり助かりました。
部屋が近いと、親同士で子どもや荷物を預け合いやすくなります。子どもが片方の部屋に行きたがったときもすぐ対応できますし、荷物の出し入れも楽です。
逆に、同じシングル2部屋でも、部屋が大きく離れていたら、かなり使い勝手は変わったと思います。
家族4人で乗る場合は、単に「2部屋取れたか」だけでなく、できるだけ近い部屋を取れるかがかなり大事だと感じました。
サンライズツインが取れれば理想だが、シングル2部屋が現実的
家族4人でサンライズ瀬戸に乗る場合、2人用個室の「サンライズツイン」が取れれば理想に近いと思います。
サンライズツインは、ベッドが2台あるB寝台2人用個室です。条件によっては、大人1人につき幼児1人が添い寝する形で、大人2人+幼児2人の家族利用も考えられます。
ただし、サンライズツインは1列車に4室しかなく、特に連休中はかなり取りづらい部屋です。
そのため、我が家のようにシングル個室2部屋を近い位置で取る形も、家族4人で利用する現実的な選択肢だと感じました。
実際、今回はシングル個室2部屋を斜め向かいで取れたため、親同士で子どもや荷物を預け合いやすく、結果として今回の選択がベストだったと感じています。
子どもの料金・添い寝について
幼児の運賃や寝台利用の扱いは、年齢、同伴人数、座席・寝台を単独で使用するかどうかによって変わります。幼児であっても、寝台を1つ占有する場合は別途料金が必要になる場合があります。
この記事では我が家の体験談として紹介していますが、実際に予約する際は、JRの公式情報や予約画面、窓口で最新の条件を確認してください。
なお、サンライズ瀬戸の部屋種類や料金、子どもの添い寝の扱いについては、条件によって変わる可能性があります。詳しい部屋選びや料金の考え方は、別記事で整理する予定です。
上段の部屋でも子連れで問題なかった
今回、私たちの部屋は上段でした。
車内の案内板を見ると、1〜11が階下、21〜29が階上という形になっていました。
上段と聞くと、子連れでは大変そうに感じるかもしれません。しかし、実際には部屋へ上がる階段は3〜4段ほどです。
感覚としては、中央線グリーン車の階段の3分の1くらいの高さです。
1歳児連れでも、特に大変とは感じませんでした。荷物を持って上がる必要はありますが、階段自体が長いわけではないので、そこまで心配しなくてもよいと思います。
【画像】サンライズ瀬戸の部屋番号案内板

家族4人の寝方|父+1歳、母+4歳で添い寝
今回の寝方は、父+1歳、母+4歳です。
シングル個室なので、もちろん広々とはいきません。ただ、子どもと添い寝すること自体はできました。
感覚としては、通常の布団より少し狭いくらいです。
1歳の子は朝まで問題なく寝た
私は1歳の子どもと一緒に寝ました。
寝た後は途中で起きることもなく、朝まで問題なく寝てくれました。
1歳児との添い寝は大変かと思っていましたが、我が家の場合は大きな問題はありませんでした。
車内の揺れや音も、怖がる様子はありませんでした。むしろ、適度な揺れが寝る助けになった可能性もあります。
4歳との添い寝は少し狭かったかも
妻は4歳の子どもと一緒に寝ました。
こちらは、1歳児との添い寝よりは少し狭かったかもしれません。
ただ、寝返りや転落しそうな場面、布団の取り合いなどは特にありませんでした。4歳の子どもも朝まで寝てくれました。
子どもの体格や寝相にもよりますが、4歳くらいであれば、親子でシングル個室に添い寝すること自体は十分可能だと感じました。
【画像】サンライズ瀬戸のシングル個室のベッドと窓

部屋の広さと荷物置き場
子連れで気になるのが、部屋の広さと荷物置き場です。
結論として、シングル個室は大人1人+子ども1人なら過ごせます。ただし、荷物まで含めると、余裕たっぷりという感じではありません。
荷物は入口の足元やベッド脇に置いた
荷物は、入口の足元やベッド脇に置きました。
スーツケースや大きな荷物をいくつも広げる余裕はありません。子どもと一緒にいると、なおさら荷物を出しっぱなしにするのは難しいです。
ただ、荷物を開けて中身をあさるくらいの余裕はあります。
「荷物をきれいに並べて整理する」というより、「必要なものをその都度取り出す」くらいの使い方が現実的でした。
子どもが寝るまでは荷物を広げにくい
出発直後、子どもたちはかなり興奮していました。
窓の外を見たり、電気のスイッチを触ったり、部屋の中のものに興味を示したりします。
そのため、子どもが寝るまでは、荷物を大きく広げるのは難しいと感じました。
子どもが寝てから、必要なものを少しずつ取り出すくらいがちょうどよいです。
小型ベビーカーなら問題なし。大きめは大変かも
我が家の折り畳みベビーカーは、自転車のかごに入るくらいの小型タイプです。
そのため、車内でも大きな問題はありませんでした。
一方で、大きめのベビーカーだと、部屋の中に置くのは少し大変かもしれません。部屋の外に置けるかどうかは状況によると思うので、大きめのベビーカーを持ち込む場合は事前に確認した方が安心です。
出発後の子どもの反応
出発後、子どもたちはかなり興奮していました。
特に4歳の子どもは、窓の外を見たり、部屋のスイッチを触ったり、普段とは違う空間を楽しんでいました。
窓の外をずっと見たがった
子どもたちは、出発後しばらく窓の外をずっと見たがりました。
夜の車窓は、子どもにとってかなり特別だったようです。
親としては早く寝てほしい気持ちもありますが、せっかくの寝台列車なので、しばらくは楽しませてあげたい気持ちもありました。
廊下は狭いので探検には向かない
子どもは部屋の外にも出たがりました。
ただ、サンライズ瀬戸の廊下は、人が2人すれ違えるほど広くはありません。
少し出て車内の雰囲気を見るくらいならよいですが、子どもが自由に探検するような場所ではないと感じました。
実際、少し外に出ても、すぐ部屋に戻る形になりました。
音には少し気を使う
個室なので、周りの目を気にしなくてよいのは大きなメリットです。
ただし、完全に何をしてもよいわけではありません。
特に気になったのは音です。
子どもの声もそうですが、部屋の中で跳ねたり、床に音が響いたりするのは気を使います。
個室とはいえ、周囲に他の乗客がいることには変わりありません。子どもが興奮している時間が長くなりすぎないよう、早めに寝かせる意識は必要だと思いました。
寝かしつけは22時頃。5〜10分抗議してそのまま就寝
寝かしつけを始めたのは、22時頃です。
普段の就寝時間より、だいたい2時間ほど遅い時間でした。
サンライズ瀬戸に乗った興奮もあり、子どもたちはまだ外を見たがっていました。
そこで、カーテンを閉め、部屋の電気を暗くし、布団をかけました。
すると、子どもたちは抗議。
もっと外を見たかったようです。
ただ、その抗議も5〜10分ほどでした。その後は、そのまま朝まで寝てくれました。
夕食・風呂・歯磨きは乗車前に済ませた
子どもが比較的スムーズに寝られた理由の一つは、乗車前に夕食・お風呂・歯磨きまで済ませていたことだと思います。
車内で子どもの歯磨きをすると、うがいや水回りの問題があります。特に小さい子どもだと、洗面台まで連れて行くのも一苦労です。
我が家では、子どもは自宅で夕食、風呂、歯磨きを済ませ、あとは寝るだけに近い状態で乗車しました。
服装は普段着のままでしたが、翌朝も早いため、そのまま寝てもらいました。車内で着替えたのは、おむつ替えくらいです。
寝かしつけグッズはあってもよかった
今回は、特別な寝かしつけグッズは持っていきませんでした。
暗くして、布団をかけるだけです。
結果的には寝てくれましたが、普段使っているぬいぐるみやタオルなどがある家庭なら、持っていくのもよいと思います。
子どもにとっては、普段と違う場所で寝ることになります。いつもの寝かしつけグッズがあると、安心材料になるかもしれません。
親はゆっくりできる?実際は仕事・酔い・寝かしつけ
寝台列車というと、子どもが寝た後に、親がゆっくり車窓を眺めながら過ごすようなイメージがあるかもしれません。
実際、子どもが寝た後は、ある程度の自由時間はありました。
私は夜中の2時頃まで起きていました。
ただし、優雅に過ごせたかというと、そこは少し違います。
パソコン作業はできたが、下を向くと酔いやすい
子どもが寝た後、私は持ち込んだパソコンで少し仕事をしました。
作業自体は2時間ほどできました。
ただ、下を向いてパソコン作業をしていると、だんだん気持ち悪くなりました。
車窓を眺めるだけなら大丈夫でしたが、揺れる車内で画面を見続けるのは、酔いやすい人には少しきついと思います。
せっかく持っていったゲーム機も、結局ほとんど使いませんでした。仰向けならできたかもしれませんが、そこまでする気にはなりませんでした。
酔い止めは必須級
今回、酔い止めを持っていかなかったことは、かなり反省点です。
昔買った酔い止めがあったはずなのですが、出発前に見つからず、そのまま持たずに乗りました。
結果として、下を向いて作業していると気持ち悪くなってしまいました。
乗り物酔いしやすい人はもちろん、普段あまり酔わない人でも、車内でスマホやパソコン、ゲームをする予定があるなら、酔い止めを用意しておくと安心です。
冷たい炭酸飲料があるとよかった
もう一つ、持っていけばよかったと思ったのが冷たい炭酸飲料です。
4月末ということもあり、車内は暑すぎるわけではありませんでしたが、個室で過ごしていると、気分転換になる飲み物が欲しくなります。
暖かいお茶は買っていましたが、子どもが寝た後に飲むなら、コーラや炭酸水のような飲み物もあるとよかったです。
洗面台・トイレ・シャワー事情
子連れで気になるのが、洗面台、トイレ、シャワーです。
サンライズ瀬戸の車内設備については、思っていたよりも使いやすい部分と、子連れでは少し難しい部分がありました。
深夜2時頃の洗面台は空いていた
私は深夜2時頃に洗面台を使いました。
その時間帯は、廊下も含めてほとんど人がおらず、かなり使いやすかったです。
洗面台は思っていたより広く、歯磨きもしやすかったです。
紙コップも備え付けられていたので、歯ブラシセットだけあれば大丈夫でした。
一方で、朝起きた後は人が多そうだったため、洗面台は使いませんでした。朝は下車準備もあるので、子連れの場合は夜のうちに済ませられることは済ませておくと楽です。


トイレはウォシュレットなし。ただし、思っていたよりきれい
トイレも使いました。
ウォシュレットは付いていませんでしたが、思っていたよりきれいでした。
子どもについては、基本的にはおむつ中心でしたが、上の子はおしっこの際にトイレも使いました。
トイレがきれいだったのは、子連れとしては安心できるポイントでした。
子連れでシャワーは現実的には厳しい
サンライズ瀬戸にはシャワー室があります。
ただし、利用にはシャワーカードが必要で、販売枚数も限られています。乗車後すぐに売り切れることも多いようです。
また、シャワーはお湯が出る時間も限られているため、子連れでゆっくり使う設備というより、大人が短時間で使う設備と考えた方がよさそうです。
我が家では、シャワーは使いませんでした。
理由は、子どもを部屋に置いていく時間を短くしたかったからです。
大人だけの旅行ならシャワーを使うのもよいと思いますが、1歳・4歳連れだと、子どもをどうするかが問題になります。
我が家の場合、子連れでサンライズ瀬戸のシャワーを使うのは現実的には少し厳しいと感じました。
そのため、子どものお風呂は乗車前に済ませ、大人も必要であれば乗車前後で対応するつもりで考えた方がよいと思います。
コンセント・電波・空調
サンライズ瀬戸の個室では、スマホやパソコンも使いました。
このあたりの設備面も、子連れ旅行では意外と重要です。
コンセントは入口右手の鏡側に1つ
今回利用したシングル個室では、入口に入って右手、鏡のある側にコンセントが1つありました。
スマホやパソコンの充電には使いやすかったです。
ただ、コンセントが多いわけではないので、家族で複数台充電するなら、モバイルバッテリーや複数口の充電器があると安心です。

電波はトンネル以外は問題なし
スマホの電波は、トンネル以外では大きな問題はありませんでした。
Wi-Fiは使っていません。スマホキャリアの通信で十分でした。
もちろん、区間や時間帯、利用するキャリアによって変わる可能性はありますが、少なくとも今回の利用では、スマホ通信で困る場面はほとんどありませんでした。
常夜灯あり。4月末は普通〜やや肌寒いくらい
部屋の電気を消しても、常夜灯がありました。
真っ暗になりすぎないので、子どもと一緒に寝る場合も安心感があります。
空調は特に入れませんでした。4月末ということもあり、室温は普通からやや肌寒いくらいでした。
乾燥は若干気になりましたが、強く不快に感じるほどではありませんでした。
岡山到着直前、個室が開かなくなる大事件
今回のサンライズ瀬戸で、一番焦ったのは車内の揺れでも、子どもの寝かしつけでもありません。
岡山到着直前、個室の扉が開かなくなったことです。
到着まで、あと5分ほどというタイミングでした。
そろそろ荷物を取り出して、マリンライナーへの乗り換えに備えようとしていたときです。
妻の顔が、急に青ざめました。
「空かない……」
どうやら、個室の暗証番号を間違えてしまったようです。
サンライズ瀬戸の個室は、部屋を出るたびに暗証番号でロックします。入るときに解除され、また部屋を出るときに番号を設定する形です。
それまでは普通に開け閉めできていました。
ただ、朝のバタバタと、手元の焦り、そして少し慣れてきたこともあって、番号を間違えてしまったのだと思います。
しかも、荷物は部屋の中。子どもたちは廊下にいます。
岡山でマリンライナーに乗り換える予定だったので、ここで扉が開かないのはかなりまずい状況です。
子どもたちも、不安そうな様子でした。
「乗務員さんに言わないと……」
妻の声も少し震えていました。
幸い、乗務員さんのいる部屋は隣の車両にあることを子どもが覚えていました。
「子どもは見てるから、行ってきて」
そう伝えると、妻は急いで乗務員さんのところへ向かいました。
乗務員室のドアをノックすると、乗務員さんが出てきてくれました。停車直前だったため、最初は「停車までお待ちください」といった様子でしたが、事情を伝えるとすぐに対応してくれました。
声をかけてから、数十秒ほどで来てくれたと思います。
マスターキーで個室の扉を開けてもらい、何とか荷物を取り出すことができました。
助かったのは、岡山到着のわずか1分ほど前。
もう少しで、旅行がそこで終わるところでした。
暗証番号は落ち着いて設定・確認した方がよい
この出来事から、サンライズ瀬戸の個室ロックは本当に注意した方がよいと感じました。
暗証番号式ロック自体は便利です。部屋を離れるときに荷物を置いていける安心感があります。
ただし、朝の下車準備中や乗り換え前など、焦っているタイミングで番号を間違えるとかなり慌てます。
特に子連れの場合、荷物だけ部屋の中、子どもは廊下、到着まであと数分という状況は避けたいところです。
部屋を出るときは、番号を落ち着いて設定すること。同行者同士で番号を共有しておくこと。下車前は早めに荷物を取り出しておくこと。
このあたりは、次に乗るなら必ず気を付けたいと思いました。
【画像】サンライズ瀬戸の個室ドアまたは暗証番号式ロック

岡山で乗り換えるなら朝の準備は早めに
翌朝は6時頃に起きました。
岡山到着まで、あと30分ほどです。
6時に起きた時点では、少し余裕はありました。子どもたちもすぐ起きてくれました。
ただ、子連れの朝支度は思ったよりもやることが多いです。
荷物をまとめる、おむつを確認する、水分補給をする、忘れ物がないか見る。これだけでも、それなりに時間を使います。
荷物をまとめるのは5分ほどでしたが、子どもを見ながらだと、体感としてはかなり慌ただしく感じます。
車内放送と音楽で朝を感じる
岡山到着前には、車内放送がありました。
音楽も流れていたように思います。
寝台列車の朝は、普通のホテルの朝とは違います。起きたらもう目的地に近づいている、という感覚がありました。
乗り換え時間は10分弱。向かいのホームなので走る必要はなかった
岡山駅でのマリンライナーへの乗り換え時間は、10分もなかったと思います。
ただ、向かいのホームへの乗り換えだったため、走る必要はありませんでした。
とはいえ、子連れで荷物を持って移動するので、気持ちの余裕はあまりありません。
写真を撮りたかったこともあり、岡山駅で朝食や飲み物を買う余裕はありませんでした。
岡山で乗り換える予定がある場合は、飲み物や朝食は事前に準備しておくか、乗り換え後に落ち着いてから考える方がよいと思います。
次に乗るなら高松まで乗り通したい
今回は岡山でマリンライナーに乗り換えました。
これはこれで、電車好きの子どもや妻には楽しい行程でした。
ただ、子連れで朝に荷物をまとめて乗り換えるのは、やはり少し慌ただしいです。
次にサンライズ瀬戸に乗るなら、できれば高松までそのまま乗り通したいと思います。
子連れサンライズ瀬戸に向いている家庭
実際に乗ってみて、子連れサンライズ瀬戸は、次のような家庭に向いていると感じました。
- 乗り物が好きな子どもがいる家庭
- 移動そのものをイベントとして楽しめる家庭
- 個室で周囲への気疲れを減らしたい家庭
- 多少のトラブルも思い出として楽しめる家庭
- 子どもが普段と違う環境でもある程度寝られる家庭
1歳・4歳連れでも、我が家の場合は大きく困ることはありませんでした。
特に電車好きの子どもであれば、かなりおすすめできます。
小学生くらいなら、もっと楽に楽しめるかもしれません。逆に0歳や、環境が変わると寝にくい子の場合は、少し慎重に考えた方がよいと思います。
慎重に考えた方がよい家庭
一方で、次のような家庭は慎重に考えてもよいと思います。
- 親がしっかり眠ることを最優先したい家庭
- 子どもが普段と違う環境で寝にくい家庭
- 荷物が多い移動が苦手な家庭
- 乗り物酔いしやすいのに対策をしない家庭
- 朝の乗り換えや時間管理が大きなストレスになる家庭
サンライズ瀬戸は個室なので、子連れにはかなりありがたいです。
ただし、部屋はホテルほど広くありません。子どもと添い寝すると多少の狭さはありますし、荷物もコンパクトにまとめる必要があります。
また、親が完全に休めるわけではありません。子どもが寝るまでは気を使いますし、翌朝の準備もあります。
そのため、「楽な移動」を期待しすぎるより、「家族で寝台列車に乗る体験を楽しむ」と考えた方が満足度は高いと思います。
まとめ:また乗りたい。ただし次は酔い止めと写真を忘れない
1歳・4歳連れでサンライズ瀬戸に乗ってみて、率直に言うと、また乗りたいです。
大変な場面はありました。
子どもは出発直後から興奮しますし、部屋は広々というわけではありません。荷物の置き場にも工夫が必要です。朝の乗り換え前には、暗証番号を間違えて個室が開かなくなる大事件もありました。
それでも、子どもたちが窓の外を見て喜んでいる姿や、夜の個室で過ごした時間は、普通の移動では味わえないものでした。
我が家の場合、シングル2部屋を斜め向かいで取れたこともあり、結果として今回の選択はかなり良かったと思います。
次に乗るなら、酔い止めは必ず持っていきます。
それから、もっと写真や動画を撮っておけばよかったとも思います。もちろん、その場を楽しんでいたからこそ撮り忘れた面もありますが、後から振り返ると、もう少し記録を残しておきたかったです。
子連れサンライズ瀬戸は、親が完全に楽をする移動ではありません。
でも、移動そのものが家族の思い出になる。
そういう意味では、1歳・4歳連れでも十分楽しめる、かなり特別な旅行体験でした。
