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大谷翔平さんを体癖的に読む|5種的身体能力と、9種的な野球への集注

大谷翔平さん風の野球選手の似顔絵イラストと、「大谷翔平さんを体癖的に読む」「5種的身体能力と9種的な野球への集注」という文字が入ったアイキャッチ画像。
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大谷翔平さんを体癖的に分析するのは、これまで取り上げてきた人物とは少し質が違います。

さんまさん、タモリさん、ひろゆきさん、岡田斗司夫さん、中田敦彦さんたちは、主に「話す」「場を作る」「論じる」「見せる」人物でした。

一方、大谷さんはまず、身体性と競技性の人です。

  • 投げる。
  • 打つ。
  • 走る。
  • 判断する。
  • 鍛える。
  • 整える。
  • 勝負の場で結果を出す。

そこには、圧倒的な身体能力と実行力があります。

ただ、大谷さんを「すごいアスリート」「身体能力の怪物」とだけ見ると、かなり浅くなってしまう気がします。

周囲の証言を見ると、子どものような天真爛漫さがある。
一方で、計画的で、自律的で、生活全体を野球のために整えているように見える。
紳士的で誠実なエピソードも多い。
ただし、誰とでも無制限に距離を詰めるわけではなく、特定の相手とは静かに距離を取るようにも見える。
さらに、WBCでは「憧れるのをやめましょう」という言葉で、チーム全体の意識を勝負へ向ける立ち回りも見せました。

今回は、大谷翔平さんを、体癖論の視点から一視聴者として考察してみます。

この記事の前提

体癖は「たいへき」と読みます。野口整体などで語られる、人の身体的特徴や感受性、行動傾向をもとにした分類の考え方です。

本記事は、大谷翔平さんご本人の体癖を断定するものではありません。試合での振る舞い、報道されているエピソード、公の場で見える言動、身体的印象などをもとに、「体癖的にこう見ると面白いのではないか」という一視聴者としての考察です。

また、体癖分析は一度で正解を決めるものではなく、新しい情報や観察材料が増えるたびに、仮説を修正しながら精度を上げていくものだと考えています。

目次
  1. 結論|大谷さんは「5種的身体能力」だけでは説明できない
  2. 重要な注意|同じ型の偶奇を、安易に足し算しない
  3. まず、ぱっと見は5種的に見える
  4. 核にあるのは、9種的な野球への集注ではないか
  5. 高校時代の目標達成シートに見える、1種的な設計機能
  6. 「運」を行動に落とすところが、大谷さんらしい
  7. ゴミ拾いは、単なる「いい人エピソード」ではない
  8. 子どものような天真爛漫さは、3種的に見える
  9. WBCでの「憧れるのをやめましょう」は、7種的な勝負スイッチ
  10. WBCでの立ち居振る舞いには、チーム全体への働きかけもある
  11. 紳士的で誠実。しかし、誰とでも距離を詰めるわけではない
  12. 大谷さんの誠実さは、人間関係より「野球のための秩序」に近いかもしれない
  13. 偶奇で見る|突出と統制が同居している
  14. 消去法で見る
  15. 消去法のまとめ
  16. さんまさんとの比較|場を笑いで動かす人、プレーで場を変える人
  17. ひろゆきさんとの比較|言葉で前提を崩す人、結果で前提を変える人
  18. 岡田斗司夫さんとの比較|語って見せる9種、実践して見せる9種
  19. タモリさんとの比較|余白で世界を変える人、実力で常識を変える人
  20. 今回の暫定結論
  21. まとめ|大谷さんは、野球のために生活全体を整える人
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結論|大谷さんは「5種的身体能力」だけでは説明できない

まず、現時点での私の仮説を先に出します。

大谷翔平さんは、身体能力・実行力としては5種的な要素が非常に強い。 しかし、主軸候補としては、9種的な野球への集注がかなり濃いように見える。 その着実性や自己管理の強さは、8種ではなく、9種的な集注が生活全体を野球のために統制している結果として読む方が自然だと思います。

もう少し短く言えば、

5種の身体能力、9種の野球への集注、1種の目標設計。 そこに、3種的な無邪気さと、勝負所で立ち上がる7種的なスイッチが見える人。

です。

大谷さんは、ぱっと見では5種的です。

身体能力、スピード、実行力、合理性、結果へ向かう前進力。 アスリートとしての動きは、かなり前後型・呼吸器型的に見えます。

しかし、大谷さんの本質を「速い」「強い」「合理的」だけで見ると、少し足りません。

むしろ核には、野球という対象へ異常なほど深く入り続ける集注があるように見えます。

その意味で、私は現時点では、主軸候補として9種パターンを第一候補に置きたいです。

重要な注意|同じ型の偶奇を、安易に足し算しない

今回、大谷さんを分析する上で、特に注意したい点があります。

それは、同じ型の奇数・偶数を、同時主軸として安易に足し算しないということです。

たとえば、7種と8種は同じ「ねじれ型」です。 9種と10種は同じ「開閉型」です。

体癖論では、同じ型の奇数・偶数を、単純に「7種+8種」「9種+10種」のように同時主軸として混ぜる見方は基本的にはしません。

したがって、大谷さんについても、

  • 9種的な野球への集注がある
  • 一方で、地道な積み上げや自己管理もある

というとき、それをすぐに「9種+8種」と足し算するのは避けたいところです。

もちろん、大谷さんの着実性は、一見すると8種的にも見えます。

しかし、今回の記事では、大谷さんを9種寄りに見る場合、その着実性を、8種を足し算して説明するのではなく、

9種的な野球への集注が、生活全体を野球のために統制している結果として、非常に着実な積み上げに見えている。

と考えます。

ここはかなり大事です。

大谷さんの努力や自己管理を、何でもかんでも「8種的」と言ってしまうと、体癖分析としては少し雑になります。

むしろ、9種的な集注が深すぎるために、睡眠、食事、練習、人間関係、振る舞いまでが、野球のために整えられている。

その結果として、外から見ると驚くほど着実に見える。

今回の記事では、そのように整理します。

まず、ぱっと見は5種的に見える

大谷さんを最初に見ると、まず5種的です。

5種は、前後型・呼吸器型の奇数です。 活動性、身体能力、スピード、実行力、合理性、前へ進める力が強いタイプです。

大谷さんは、身体そのものが規格外です。

投げる。 打つ。 走る。 守る。 判断する。

すべてが高次元で、しかも単発の才能ではなく、競技としての実行力が異常に高い。

だから、身体面・運動性能面からは、まず5種を疑いたくなります。

5種的な人は、止まっているより動いている方が自然です。 身体を使って前へ進む。 判断が速い。 無駄を嫌う。 結果へ向かって動く。

大谷さんのアスリートとしての能力には、この5種的な前進性がかなり見えます。

ただし、大谷さんを「5種の怪物」とだけ見ると、少し浅い。

5種主軸なら、もっと「勝てる場所への移動」「合理的な損切り」「効率よく成果を出す」方向が前面に出やすい気がします。

しかし、大谷さんの場合、合理性は強いのに、根本には「野球そのものへの集注」があるように見えます。

ここで、9種が出てきます。

核にあるのは、9種的な野球への集注ではないか

大谷さんのすごさは、単に運動能力が高いことではありません。

野球へ向かう集中の深さ。 投手と打者の両方を続ける執念。 日々の調整、睡眠、食事、トレーニング、フォーム、道具、振る舞いまで、すべてを野球のために整えているように見えるところ。

ここが、かなり9種的です。

9種は、開閉型の奇数です。 一つの対象へ深く集注し、納得やこだわりを重視し、自分の世界に入り込むタイプです。

大谷さんの場合、その対象が「野球」です。

しかも、ただ野球が好きというだけではないように見えます。

生活全体が、野球のために組み替えられている。

睡眠も、食事も、練習も、身体づくりも、人間関係も、メディアとの距離感も、振る舞いも、野球という中心に向かって整えられているように見える。

これは、5種的な活動性だけでは説明しきれません。

むしろ、9種的な対象への集注の方が、大谷さんの人生全体を説明しやすい気がします。

5種的に身体が動く。 しかし、その身体を向けている先は、9種的な一点集注としての野球。

この構造です。

高校時代の目標達成シートに見える、1種的な設計機能

大谷さんの計画性・自律性を見る上で、高校時代の目標達成シート、いわゆるマンダラチャートは外せません。

報道では、大谷さんが高校時代に「ドラフト1位・8球団指名」を中心目標に置き、その周囲に「スピード160km/h」「コントロール」「キレ」「変化球」「体づくり」「メンタル」「人間性」「運」などを置いていたことが紹介されています。

ここは非常に面白いです。

まず、目標を構造化する点は1種的です。

中心目標を置く。 必要な要素へ分解する。 さらに具体行動へ落とし込む。

これは、ただ「夢を叶えたい」と思うだけではありません。

抽象的な目標を、行動可能な構造に変換しています。

大谷さんは、野球への9種的な集注を、そのまま精神論にしていない。

目標を分解し、具体行動へ落とし込み、日々の生活に接続している。

ここに、1種的な設計機能が見えます。

ただし、大谷さんを1種主軸と見るには、身体性と実践性が強すぎます。

1種主軸なら、もっと観念・理論・言葉・構造の人に見えやすい。

大谷さんは、最終的には身体で実行する人です。

だから、1種は主軸というより、9種的集注と5種的実行を支える「設計機能」として見るのが自然だと思います。

「運」を行動に落とすところが、大谷さんらしい

大谷さんの目標達成シートで特に面白いのは、「運」という項目が入っていることです。

しかも、その「運」が、ゴミ拾い、あいさつ、審判への態度、部屋掃除のような行動に落とされていたとされています。

普通、「運」は抽象的なものです。

運がいい。 運が悪い。 運を引き寄せる。

そう言うだけなら、いくらでも言えます。

しかし、大谷さんは、その「運」を具体的な行動に落としている。

これは、単なる美談というより、行動原理です。

体癖的には、ここに3つの要素が見えます。

  • 9種的な、野球で最高になるために生活全体を整える集注
  • 1種的な、目標を要素に分解して行動化する設計
  • 5種的な、行動に移して現実の成果へつなげる実行力

ここで「着実だから8種」とすぐに言いたくなるところですが、今回はその見方は抑えたいです。

むしろ、9種的な野球への集注があまりに深いため、野球のために必要だと納得したことを、生活の細部にまで実装している。

その結果として、非常に着実に見える。

そう読む方が、大谷さんには合っているように思います。

ゴミ拾いは、単なる「いい人エピソード」ではない

大谷さんのゴミ拾いは、よく知られています。

試合中や練習中に、フィールドやベンチ周りのゴミを拾う姿がたびたび取り上げられています。

これを単なる「いい人エピソード」として消費すると、少しもったいないです。

もちろん、礼儀正しく、誠実な振る舞いとして見ることもできます。

ただ、体癖的には、ここに大谷さんの世界観が出ているように思います。

大谷さんにとって、ゴミ拾いは「善行アピール」ではない。 野球で最高になるために、環境も、人間性も、運も、すべて整える。 その一部として、自然に行動しているように見える。

これは、9種的な集注が、生活全体を統制している姿です。

「野球だけうまければいい」ではない。 野球に必要なものは、身体、技術、メンタル、人間性、運、態度まで含まれる。

そのように世界を組み立てているように見えるところが、大谷さんの非常に独特な点だと思います。

子どものような天真爛漫さは、3種的に見える

一方で、大谷さんには、子どものような天真爛漫さもあります。

周囲の人の話を聞くと、いたずら好きだったり、勝負ごとに無邪気に喜んだり、野球少年のような表情を見せたりする場面があります。

米メディアの記事をもとに、チームメートへのいたずら好きな一面や、打撃練習では他の打者を先に練習させる礼儀正しさが紹介されたこともあります。

ここは3種的です。

3種は、左右型・消化器型の奇数です。 明るさ、感情、花、無邪気さ、子どもっぽい魅力が出やすいタイプです。

大谷さんは、超人的な選手でありながら、周囲から見ると妙に無邪気に見えることがある。

この3種的な柔らかさが、大谷さんのスター性をきつくしすぎない方向に働いているように思います。

ただし、大谷さんを3種主軸と見るのは違うと思います。

3種的な明るさや無邪気さはある。 でも、それが人生全体の主軸ではなく、むしろ9種的集注と5種的実行の合間に、ふと表に出る子どもっぽさに見えます。

中核は野球への集注。 その表情として、3種的な無邪気さが出る。

この整理がしっくりきます。

WBCでの「憧れるのをやめましょう」は、7種的な勝負スイッチ

WBC決勝前の円陣で、大谷さんが「憧れるのをやめましょう」とチームを鼓舞した場面は、体癖的に非常に重要です。

報道によれば、大谷さんは、アメリカ代表には誰もが聞いたことのある選手たちがいるとした上で、憧れてしまったら超えられない、勝つことだけを考えよう、という趣旨でチームに語りかけました。

ここには、普段の大谷さんとは少し違うスイッチが入っています。

大谷さんは、日常的に7種的に「俺が勝つ」と前に出るタイプには見えません。

自分を大きく見せたり、相手を挑発したり、声で威圧するタイプではない。

しかし、WBC決勝前のこの言葉には、明確に7種的な勝負感があります。

相手を憧れの対象として見ている限り、超えられない。 今日だけは、トップになるために、相手への憧れを捨てる。 勝つことだけを考える。

これは、かなり7種的です。

7種は、ねじれ型の奇数です。 張り合う、勝ちたい、相手を超えたい、観客の前で勝負する。

ただし、大谷さんの7種性は、日常的な闘争心ではなく、勝負所でだけ立ち上がる7種パターンに見えます。

ここでも注意したいのは、7種と8種を安易に足し算しないことです。

WBCでの言葉は、勝負の場で相手を超えるための7種的スイッチとして読む。

粘りや着実さまで、すぐに8種として足すのではなく、勝負所で7種的な言葉が立ち上がった、と見るのがよいと思います。

WBCでの立ち居振る舞いには、チーム全体への働きかけもある

WBCでの大谷さんは、単に「自分が勝つ」だけではありませんでした。

チーム全体を鼓舞する。 仲間の意識を同じ方向へ向ける。 相手への憧れを一度切り、勝つチームとして場を整える。

ここには、10種的に見える表情もあります。

10種は、開閉型の偶数で、包容、場づくり、全体を受け入れる力、人を巻き込む力があります。

ただし、ここでも「9種+10種」と足し算するのは避けたいです。

大谷さんを9種寄りに見るなら、10種を同時主軸にするのではなく、場面として、チーム全体へ働きかける表情が出た、と慎重に扱う方がよい。

大谷さんは、さんまさんのように会話量で全員を巻き込むタイプではありません。 鴨頭さんのように熱量で一気に鼓舞するタイプでもありません。

大谷さんのチームへの働きかけは、もっと静かです。

自分が最高の選手として先頭に立つことで、チーム全体の水位を上げる。

この感じです。

WBCの「憧れるのをやめましょう」は、7種的な勝負宣言であると同時に、チーム全体の意識を変える場づくりでもありました。

紳士的で誠実。しかし、誰とでも距離を詰めるわけではない

大谷さんには、紳士的で誠実なエピソードが多くあります。

ゴミ拾い。 審判への態度。 相手への敬意。 道具や環境を大切にする姿勢。 チームメートへの礼儀。

こうした振る舞いは、10種的な包容にも見えます。

ただ、大谷さんは全方位に世話を焼くタイプとは少し違うように思います。

むしろ、

  • 野球に集中するために、環境を整える
  • 自分の世界に入れる相手を選ぶ
  • 関係性の距離を静かに調整する
  • 雑音や余計な刺激を入れすぎない

という方向に見えます。

大谷さんには、誰にでも愛想よく迎合する感じは薄い。

紳士的で礼儀正しい。 しかし、必要以上に距離を詰める相手は選んでいるようにも見える。

ここは、5種的な損切りだけではないと思います。

5種なら、効率が悪い相手を切る、合理的に距離を取る、という説明になります。

それも一部あるかもしれません。

しかし、大谷さんの場合は、もっと9種的に見えます。

自分の世界に入れる相手を選ぶ。 野球への集注を乱すものを入れない。 言葉より行動で距離を示す。 批判や雑音に反応しすぎない。

これは、かなり9種的です。

誠実であるが、誰にでも迎合するわけではない。 礼儀正しいが、必要以上には近づかない。

このバランスが、大谷さんらしいと思います。

大谷さんの誠実さは、人間関係より「野球のための秩序」に近いかもしれない

大谷さんの誠実さは、多くの場合、非常に好意的に受け取られます。

もちろん、それは自然です。

ただ、体癖的に見ると、大谷さんの誠実さは、単に「人が好きだから誰にでも優しい」という方向ではないようにも見えます。

むしろ、

最高の野球選手であるために、環境・行動・人間性まで整える。

という秩序に近いのではないか。

礼儀正しくする。 審判に敬意を払う。 ゴミを拾う。 道具を大切にする。 余計な摩擦を生まない。 チームメートとよい関係を作る。

それは、単なる道徳ではなく、野球という中心を最高の状態に保つための行動体系に見えます。

この点でも、9種的な集注と、1種的な設計機能が強く見えます。

偶奇で見る|突出と統制が同居している

次に、偶奇で見ます。

体癖では、1・3・5・7・9が奇数系、2・4・6・8・10が偶数系です。

大谷さんの表に出ているものは、かなり奇数系です。

  • 5種:身体能力・スピード・実行力
  • 9種:野球への集注
  • 7種:勝負所のスイッチ
  • 3種:無邪気さ・天真爛漫さ
  • 1種:目標設計・構造化

ただし、ここで注意が必要です。

奇数系の要素を全部足して「1・3・5・7・9全部あります」と言ってしまうと、分析として散らかります。

今回の大谷さん分析では、中心は、

9種的な野球への集注を第一候補に置く。 5種は身体能力と実行力として強く見る。 1種は目標設計の機能として見る。 3種は表情としての無邪気さ。 7種はWBCのような勝負所で立ち上がるスイッチ。

このように整理したいと思います。

また、偶数系の要素についても、同じ型の偶奇を足し算しないように注意します。

大谷さんの着実性を、すぐに8種とするのではなく、9種的集注が生活全体を統制している結果として見る。

チーム全体への働きかけを、すぐに10種主軸とするのではなく、場面として出た表情として見る。

この整理が、現時点では一番誠実だと思います。

消去法で見る

ここからは、消去法でも見ていきます。

体癖分析では、いきなり「この人は何種」と決めるより、まず「これは薄そうだ」という候補を外していく方が、精度が上がることがあります。

1種|目標設計・構造化として強い

目標を立てる。 要素に分解する。 行動に落とす。 自分を客観視する。 環境を整える。

この点は、かなり1種的です。

ただし、主軸というより、9種的集注を現実の練習・生活に変換するための設計機能として見たいです。

2種|薄い

ひょろっとした上下型、迷い、抱え込み、過敏さの印象は薄いです。

2種主軸ではなさそうです。

3種|無邪気さ・天真爛漫さとして一部強い

子どものような明るさ、いたずら好きな面、勝負を楽しむような表情には、3種的なものがあります。

ただし、主軸ではなく、9種的集注の合間に出る表情として見ます。

4種|薄い

相手に同調して溶けるタイプではなさそうです。

4種主軸は薄いと思います。

5種|身体能力・実行力として非常に強い

身体能力、スピード、実行力、競技性としては非常に強いです。

ただし、5種だけでは、野球への深い集注や生活全体の統制を説明しきれません。

6種|薄い

夢想、陰、浮遊感は主軸ではなさそうです。

7種|勝負所で立ち上がる

WBCの「憧れるのをやめましょう」のような場面には、7種的な勝負スイッチが出ています。

ただし、日常的な張り合いではなく、勝負所で立ち上がる表情として見ます。

8種|着実性として見えるが、今回は足し算しない

地道な積み上げ、準備、自己管理は、一見8種的にも見えます。

しかし、今回の分析では、大谷さんを9種寄りに見るため、その着実性を8種として足し算するのではなく、9種的集注が生活全体を野球のために統制している結果として読みます。

9種|最有力候補

野球への異常な集注、生活全体の一点集中、余計なものを入れない距離感。

ここは最有力です。

現時点では、大谷さんを読む上で最も深い説明力を持つのは、9種パターンだと思います。

10種|チーム鼓舞・自然な好かれ方として表情はある

チームを鼓舞する、周囲に自然に受け入れられる、人から好かれる、という面には10種的に見える表情もあります。

ただし、9種と10種を同時主軸として足し算するのではなく、場面ごとの表れとして慎重に扱います。

消去法のまとめ

体癖大谷さんへの当てはまり
1種目標設計・構造化・自己管理として強い。ただし主軸ではなく設計機能。
2種ひょろっとした上下型ではなく、薄い。
3種無邪気さ・天真爛漫さとして一部強い。
4種同調して溶ける感じは薄い。
5種身体能力・スピード・実行力として非常に強い。
6種夢想・陰・浮遊感は主軸ではない。
7種WBCなど勝負所の鼓舞・相手を超える意識として出る。
8種着実性として見えるが、今回は9種的集注による生活統制として読む。
9種野球への集注・生活全体の一点集中として最有力。
10種チーム鼓舞・自然な好かれ方・受け入れられ方として表情はある。

さんまさんとの比較|場を笑いで動かす人、プレーで場を変える人

ここで、これまで分析した人物と比較すると、大谷さんの特徴が見えやすくなります。

明石家さんまさんは、3種的な明るさを前面に出し、5種的に会話を高速処理し、7種的に笑いで負けず、10種的に全員を巻き込む人として見ました。

大谷さんにも、3種的な無邪気さはあります。

しかし、さんまさんの3種は、場を明るくする芸です。 大谷さんの3種は、野球への集注の合間に見える子どもっぽさです。

さんまさんは、会話と笑いで場を動かす。 大谷さんは、プレーと存在で場を変える。

ここが大きな違いです。

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ひろゆきさんとの比較|言葉で前提を崩す人、結果で前提を変える人

ひろゆきさんは、上下型の論理と、ねじれ型の追及力で、相手の前提を崩す人として見ました。

ひろゆきさんは、言葉で相手の足場を崩します。

それは本当ですか。 定義は何ですか。 根拠はありますか。

一方、大谷さんは、論理で相手を崩すタイプではありません。

むしろ、言葉は少ない。 行動で説得する。 結果で世界の前提を変えてしまう。

ひろゆきさんは、言葉で前提を崩す。 大谷さんは、結果で前提を変える。

ここも非常に面白い対比です。

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岡田斗司夫さんとの比較|語って見せる9種、実践して見せる9種

岡田斗司夫さんは、9種的に対象を深掘りし、1種的に構造化し、注目型的に語る人として見ました。

岡田さんも9種的です。

ただし、岡田さんの対象は、作品、物語、人間、社会現象です。

そして、その9種性は「語り」として外へ出ます。

一方、大谷さんの対象は野球です。

そして、その9種性は「実践」として外へ出ます。

岡田さんは、語って見せる9種。 大谷さんは、実践して見せる9種。

同じ9種的な集注でも、出方はまったく違います。

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タモリさんとの比較|余白で世界を変える人、実力で常識を変える人

タモリさんは、9種的な独自世界を持ちながら、それを前面に押し出さず、余白として場に出す人として見ました。

タモリさんは、世界の見え方を少しずらす。 大きく押さない。 前に出ない。 でも、場が変わる。

大谷さんも、9種的な世界を持っているように見えます。

ただし、それを語りません。

語らず、結果として出す。 プレーとして出す。 常識を変える。

タモリさんは、余白で世界を変える。 大谷さんは、実力で世界の常識を変える。

これも、かなり面白い違いです。

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今回の暫定結論

ここまで見てきたことをまとめると、今回の大谷翔平さん分析における暫定結論はこうです。

大谷翔平さんは、身体能力・実行力としては5種的な要素が非常に強い。 しかし、核にあるのは、9種的な野球への集注ではないか。 その着実性や自己管理は、8種を足し算するのではなく、9種的な集注が生活全体を野球のために統制している結果として読む方が自然だと思います。

さらに、

  • 高校時代の目標達成シートには、1種的な設計機能
  • 周囲に見せる無邪気さには、3種的な表情
  • WBCでの「憧れるのをやめましょう」には、7種的な勝負スイッチ
  • チームを鼓舞する立ち居振る舞いには、10種的に見える場面表情

が見えます。

ただし、これらを全部足し算して「複合です」と雑にまとめるのではなく、中心仮説を整理して見る必要があります。

現時点で、私が最も重く見るのは、

9種的な野球への集注。

です。

5種的な身体能力は非常に強い。 しかし、その身体をどこへ向けているのか。 生活全体を何のために整えているのか。 人間関係や振る舞いまで、何を中心に組み立てているのか。

そこを見ると、やはり野球という一点への9種的な集注が、大谷さんの核にあるように思います。

まとめ|大谷さんは、野球のために生活全体を整える人

大谷翔平さんを体癖的に見ると、単なる「すごいアスリート」では終わりません。

5種的な身体能力。 9種的な野球への集注。 1種的な目標設計。 3種的な無邪気さ。 勝負所で立ち上がる7種的スイッチ。 場面として見える10種的なチームへの働きかけ。

これらが重なって、あの独特の存在感ができているように見えます。

ただし、最も大事なのは、野球への集注です。

大谷さんは、ただ才能がある人ではない。 ただ努力している人でもない。 野球という対象へ深く入り込み、そのために生活全体を整え、身体・技術・態度・人間関係・運までを一つの体系に組み込んでいるように見える人です。

だから、着実に見える。 だから、誠実に見える。 だから、子どものように野球を楽しんでいるようにも見える。 そして、勝負所では、チーム全体の空気を変える言葉を出せる。

今回の分析では、ひとまず、

大谷翔平さんは、5種的身体能力を持ちながら、主軸候補としては9種的な野球への集注が濃い人。 その集注が生活全体を統制し、結果として驚くほど着実で、自律的で、誠実に見える。

という仮説で見てみました。

もちろん、これはあくまで一視聴者としての考察です。 本人の本当の体癖や内面は、本人にしか分かりません。

ただ、体癖分析は、最初から正解を当てるものではなく、観察し、比較し、仮説を立て、新しい情報が出たら修正していくものだと思います。

今後、大谷さんのプレー、インタビュー、チームメートとの関係、監督やOBとの距離感、WBCやMLBでの立ち居振る舞いをさらに見ていくと、また別の見え方が出てくるかもしれません。

そのたびに仮説を修正していく。

そういう余白を残しておくこと自体が、体癖という人間観察の面白さなのだと思います。

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